子供の治癒力

子供の治癒力にたびたび驚かされることがあります。


うちの子供たちはスポーツのクラブチームに入っています。そのチームメイトが怪我した時などに居合わせると、その場で治療を頼まれることがあります。ちょっとした打撲などはアイシングで対応しますが、時々興味深いケースに出会います。
その一例です。あるとき手の薬指の突き指をした子が私の元にやってきました。みると第二関節と第三関節が腫れていました。第二関節の方が腫れがひどかった。関節が腫れているのは、内出血と炎症が起きているということ。腫れている第二関節に手を当て、炎症が起きている関節組織に氣(生命エネルギー)を流します。なんと驚くことに、2,3分もすると腫れが引いてきました。握ることもできるようになりました。突き指をした直後に施術をすることができたのが、いい結果をもたらしたのでしょう。
大人でこうはいかなかったでしょう。
それにしても子供の生命力、治癒力はすばらしい!


これは治療院でのこと。新学期になって学校が始まった頃のこと。春休みの頃から眠い眠いといって寝てばかりいた。新学期がはじまってからはからだがだるく調子が悪い。そんな症状でいらしました。
この子は感受性が強く、周りの様々なことを敏感に察するタイプ。全身の状態を診てみると、東洋医学的には肝が虚している。エネルギー的には肝臓が疲れている様に診られる。具体的には少し硬く張って、静電気の様なピリピリするエネルギーを感じる。
東洋医学では春は肝が旺気(旺盛になる)する季節と考える。春になると一生懸命肝が働きだすのです。春になっても肝の働きが悪い、もしくは肝が働きすぎて肝が虚してしまうことにより、春に肝のバランスを崩すことがよくあります。
この子の場合、症状と共に脈診でも肝虚を示していたので、肝のツボに気を補い、エネルギーヒーリングで肝臓をケアーしました。だんだんと硬さがとれ、からだ全体も暖かくなり、表情が柔らかくなってきました。そのうち、ぐっすりと眠ってしましました。
施術が終わり、『あー楽になった。ありがとうございました。』と言ってとびっきりの笑顔で帰っていきました。 
こんな笑顔を見せてもらう時が、治療家冥利に尽きる至福の瞬間です。やっぱりこの仕事はやめられない!

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