こころとからだの平和バトン その1

数日前山形のロルファーの大友勇太くんから
「こころとからだの平和のバトン」のバトンを受けとってもらえませんか?
という話を頂きました。

このバトンは

 広島市西区太光寺の副住職、東和空さんからの発案で、
 天城龍湯治法、杉本錬堂さんから始まったものだそうです。

 三日間、こころとからだについて思うところを書き、
 その後、二人の方にバトンを渡して行くそうです。

というものだそうです。

ちょうどその話を頂いた日に
いらした患者さんと

「先生、何か直接こころにしましたか?」

「え、どうしてですか?」

「今日来た時には、天気のせいもあってか
こころが暗かったのに今明るくなっているから
何かこころにしたのかな?
って思って」

「いや、からだには働きかけているけど
こころには直接何もしていないよ」

「あーそんなんだ。
からだが楽になると
こころも元気になるのですね。」

という会話を交わしていたばかりで
これも何かの縁かと
ついうっかりそのバトンを受け取ってしまい
今日から3日間書くことのなりました。

東洋医学では
心身一如というからだとこころは不可分のものでお互い密接に関わりを持っている
という見方が基本にあります。

また、
東洋医学の解剖生理である五臓という概念では
臓腑と感情(五志七情)がお互いに影響しあっていると考えています。

例を挙げると
五臓と五情の関係は
怒り過ぎると肝を傷り
喜び過ぎると心を傷り
思い過ぎると脾を傷り
悲しみ(憂い)過ぎると肺を傷り
恐れ(驚き)過ぎると腎を傷る。

と古典では言われています。

これは過度の感情の乱れはからだの特定の部位に影響を与えるということですが
逆に肝の変動によりイライラしたり、
怒りっぽくなったりと
五臓の乱れが感情に影響を与え
ある特定の感情に傾くこともあります。

東洋医学では
感情が五臓(からだ)に影響を与え
五臓(からだ)が感情をもコント―ロールしているとみています。

先述の患者さんは
ここでは詳細は書けませんが
からだに対しての施術を行っていたところ
こころが明るくなったように感じた例です。

からだのバランス(私の場合は経絡、チャクラ、脈診などで氣の流れのバランスで診ています)
を整えたり
全体に不足している氣を補ったり
余分にある氣を寫したりすることで
こころのバランスが整うことは臨床でよく経験しています。

また肝臓が張っているとき
(物理的とうより氣のレベルで、
張っているというより目詰まりしているように感じることもある)
患者さんに尋ねてみると
強い怒りの感情を持っていることがわかったりすることもあります。
(こんな単純なものばかりではなく、実際はもっと複雑なものも多いですが)

この場合は肝経のツボを使い氣を動かしたり
実際に肝臓に手を当てて余分なものはとり、足りない氣を補う、目詰まりしているところは流す
などの施術をすると気分が楽になることを多く経験しています。

『癒す心、治る力』の著作で知られているアンドルー・ワイル博士は『あらゆる病気は心身相関病である 』と言っています。

臨床を重ねていくに従い
心身一如という考え方は
理にかなったからだの見方であるという思いが
ますます強くなってきています。

それは患者さんの

「あーそんなんだ。
からだが楽になると
こころも元気になるのですね。」

この言葉によくあらわれています

日々臨床で患者さんにいろいろなことを教わります。
病気のことなどはほとんど患者さんに教わったようなものです。
これは臨床現場の醍醐味です。

今日は患者さんとの会話をきっかけに
心身一如について書いてみました。
また、明日のこころとからだの平和バトン その2につづきます。

画像の説明

コメント


認証コード5467

コメントは管理者の承認後に表示されます。